働きながら学ぶ人のキャリアノート

働きながら学ぶ時間は「空いたら数分やる」と決めて作る

働きながらの勉強が続かず時間も取れない方に、固定すべきは時間帯ではなく決めごとであることをお伝えします。

時間が無いから続かない、とは限りません

働きながら勉強をしようとしても続かない、時間そのものが取れない、と感じることはありませんか。ただ、その理由は一つではありません。

自己啓発(仕事に関わる学びを自分で行うこと)を行う上での問題点として、仕事が忙しくて余裕がないと答えた正社員は58.5%です。

(厚生労働省 令和7年度「能力開発基本調査」 https://www.mhlw.go.jp/content/11801500/001728125.pdf 確認 2026-09-11)

時間の枠が無いことだけが理由ではなく、時間の枠は残っているのに仕事の疲れで学習に向かえなくなる日もあります。

続けるために固定すべきは、時間帯ではなく対応、つまり「時間が空いたら数分だけやる」という決めごとです。先にそう決めておくと、その場で「やるかどうか」を考えずに済み、気力を使いません。

私自身も、学習にそれなりの時間を割く必要があり、そこは苦労しました。平日の夜と休日の時間を使って学びました。

この記事が向くのは、数か月以上かかる学習に、働きながら取り組んでいる方です。数週間で終わる短期の学習や、会社の制度で継続が支えられている場合は、当てはまらない部分があります。まず、時間が無いという理由だけで片づけていないか、振り返ってみてください。

続いた人が固定していたのは、時間帯とは限りません

学習を続けられている人の工夫にも、目を向けてみます。学習を続けられている人の発信を読むと、勉強する場所や時間帯、始めるきっかけを固定する工夫が語られています。

私が固定していたのは、時間帯ではなく決めごとでした。隙間時間が数分できたら、もう一度やると先に決めておき、気づいたらやる、という形にしていました。

続けられている人の声と私とでは固定の対象が違い、どちらが正しいとも言えません。共通しているのは、その場で「やるかどうか」を決めない、という点だけです。

まずは、自分がその場で判断せずに済む仕組みを持っているか、確かめてみましょう。

数分で始められる形にしておく

決めごとを固定するとは、具体的に何をすることでしょうか。私が実際にしていたことは、次の3つです。

まず、教材を常に手元に置いていました。本を持ち歩く、スマホに入れておくなど、始めるまでの手間を無くすことが要でした。

次に、まとまった時間と隙間の数分とで、やることを使い分けていました。平日夜や休日などまとまった時間は通読や問題演習に、隙間の数分は用語の確認や復習に充てていました。

最後は、続ける動機です。一般には、勉強仲間を作ることや周囲に宣言することが勧められます。私の場合は、仲間や宣言には頼りませんでした。仕事で必要になるという期限が動機でした。

まず、教材をどこに置けばすぐ手に取れるか、確認してみてください。

つまずくのは、ゼロの日を責めたとき・仲間頼みにしたとき・時間の枠ごと消えたとき

一つ目は、やれなかった日を失敗として数え、そこでやめてしまうことです。疲れて向かえない日は数分だけに切り下げてゼロの日を作らないようにし、それでもやれない日は数えないようにしていました。

二つ目は、勉強仲間を作ることや周囲への宣言を、先に整えようとして止まってしまうことです。仲間や宣言は、使えるならそのまま使ってください。無くても、始めることはできます。

三つ目は、残業や繁忙期で、時間の枠そのものが消えてしまうことです。このことを挙げる声もありました。

この場合は、決めごとを固定するだけでは埋まりません。会社の制度や仕事の状況によるところが大きいためです。

どれか一つでも当てはまるなら、そこから手を付けてみてください。

おさらい

全部を一度に変える必要はありません。まずは、時間が空いた数分に何をするか、一つだけ決めてみてください。