独学かスクールか、迷ったら見る3つの分かれ目
独学で続けられるか自信が無い人へ、判断の基準は性格ではなく3つの分かれ目にあることを伝えます。
独学かスクールかの二択で決めなくて構いません
独学で続けられるか自信が無く、スクールに頼ったほうがいいのか迷うことはないでしょうか。
独学に向くのは自己管理ができて自分で計画を立てられる人、スクールに向くのは一人では続かない人や強制力が必要な人だと言われます。正社員の場合、自己啓発を行った人のうち、自学自習を行った人は35.3%で、通信教育や民間の講習会を受けた人の割合を上回ります。 (厚生労働省「令和5年度能力開発基本調査」個人調査 https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001283336.pdf 取得 2026-09-22) ただ、独学に向くかスクールに向くかは、性格だけで決まるわけではありません。
私自身、スクールに具体的に通ったことはありません。基本は書籍と、その分野に詳しい人から教わりながら学んできました。毎回同じやり方を取っていたわけではなく、そのときどきで合う方法を選ぶという進め方でした。分けているのは意志の強さではなく、仕事で今すぐ使う期限があるか、身近に聞ける相手がいるか、学ぶ量が多いかという、置かれている状況です。
性格で「自分は独学に向いていない」と決めつける必要はありません。3つの分かれ目に沿って、そのときどきで合う方法を選べば十分です。何を学ぶときも、まず書籍で全体像をつかんでおいてください。くわしい進め方は先読みで学ぶ、新しい分野の知識の仕込み方にまとめています。
一つ目と二つ目は、期限と、聞ける相手です
独学が続くかどうかを分けるものの一つ目は、仕事で今すぐ使う期限があるかどうかです。
私は英語のスクールに一瞬だけ通おうとしたことがあります。結局、通いませんでした。自己管理ができなかったからではなく、当時の仕事で英語を今すぐ使う期限が無かったからだと考えています。今取り組んでいることに期限があるかどうかを、まず確かめてください。
二つ目は、身近に聞ける相手がいるかどうかです。身近に聞ける相手がいない人は、質問できる仕組みにお金を払う意味があります。一度、身近に聞ける相手が今いるかどうかを、書き出してみてください。
三つ目は、学ぶ量の多さです
三つ目の分かれ目は、学ぶ量の多さです。ここからは私の見立てですが、学ぶ量が多い分野ほど、独学で一つずつ確かめるよりも、人に教わるほうが時間効率も学びの深さも良くなりやすい、と私は見ています。
独学のまま迷子になりやすいのは、学ぶ順番が自分では組み立てにくい分野です。入門書を読んでも全体像がつかめない分野では、私も独学だけにこだわらず、体系立った教材や講座に頼ってきました。オンラインの通信講座を受けたのは、そうした場合でした。入門書を読んでも全体像がつかめないときは、無理に独学だけで進めなくても構いません。
つまずくのは、二択で決めようとしたときです
独学かスクールかで迷うとき、どちらか一方に決めようとして、つまずくことがあります。二択で考えてしまうのは自然なことですが、どちらか一つに決め切らなくても構いません。
もう一つのつまずきは、スクールや講座を最初から選択肢の外に置いてしまうことです。スクールにも、時間効率を考えると必要な局面がありますが、だからといって、スクールを勧めているわけではありません。
自己啓発を行う上での問題点として、正社員の27.8%が費用がかかりすぎることを、25.1%がどのようなコースが自分に合うか分からないことを挙げています。 (厚生労働省「令和5年度能力開発基本調査」個人調査 p.61-62 https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001283336.pdf 取得 2026-09-22) 費用や情報の不足が、スクールを選びにくくしているのも事実です。期限も聞ける相手も無いときは、無理に独学にこだわらなくても構いません。
この記事が当てはまらない人もいます。通学のスクールに通った経験は無いため、その中身の良し悪しは書けませんし、スクール選びで迷っている人には、この記事は向きません。
おさらい
- 独学かスクールかは二択ではありません。そのときどきで合うやり方を選んで構いません
- 一つ目の分かれ目は、仕事で今すぐ使う期限があるかどうかです
- 二つ目の分かれ目は、身近に聞ける相手がいるかどうかです
- 三つ目の分かれ目は、学ぶ量の多さです
全部を最初から決めなくても構いません。まずは、今取り組んでいることに期限があるかどうかから確かめてみましょう。